どんどんパパ像です。自己紹介はこちら。今回のテーマは「お金をドブに捨てるやばい買い物5000」です。お金の使い方には様々な目的があります。生きるためや自分自身や大切な人の幸せのために使うこともあります。投資もお金を増やすためという大切な目的がありますね。株式、投資信託、不動産など、増やすための使い方も色々あります。しかし、確実にお金が増えるというものはほとんどありません。一方で、確実に損をするという買い物や使い方もあります。このような選択を避けることで、大きく資産を減らすことを防げます。時間を味方に付けて良いものを買うことで、お金がお金を生み出す仕組みが自然とできるようになります。今回は、効果が低くお金も貯まりづらい、オススメしないお金の使い方をご紹介します。早速学んでいきましょう。
Contents変額保険
変額保険とは、支払った保険料が株式や債券で運用され、その運用実績によって保険金や解約返戻金が増減する保険です。一見、保険と投資が一度にできて便利な商品に見えるかもしれませんが、変額保険はびっくりするほど手数料がかかるためオススメできません。変額保険の手数料には、保険会社の経費、保険営業さんの歩合、運用投資会社の手数料の3つが含まれています。通常の保険でも、保険会社の経費や保険営業さんの歩合がかかりますが、変額保険ではさらに投資商品運用のための手数料がかかります。
解約返戻金を確認することで、手数料の見当をつけることができます。例えば、35年間を満期として毎月19,130円の保険料を払った場合の解約返戻金の表を見てみると、支払った保険料の累計額は約800万円になりますが、解約返戻金は約1,810万円です。しかし、同じ期間で同じ金額を証券口座で運用した場合、解約返戻金は約2,431万円になります。これは、変額保険で運用した場合よりも約621万円も大きい金額です。この差が保険の諸々の手数料ということになります。
保険はシンプルな掛け捨てにするのが基本です。保険で資産運用を考えないようにし、保険と投資は分けて商品を購入しましょう。迷ったら、掛け捨てか定期保険を選ぶことが基本です。
外貨預金
外貨預金とは、米ドルやユーロなどの日本円以外の通貨で預金することです。金利の高い国の通貨で預金すれば、日本円の預金よりも高い金利が得られるように思えますが、外貨預金は投資対象として非常に微妙です。特に市中銀行で始める外貨預金は手数料が高いため、オススメできません。
例えば、円からドルに交換するときに1ドル当たり1円の手数料がかかり、ドルから円に戻すときにも同じ手数料がかかる銀行があります。このように往復で手数料を取られるため、単純に2%相当の手数料がかかります。外貨預金は為替リスクもあり、円安や円高で利益が出たり損失が出たりします。外貨預金の為替差益は総合課税の雑所得となり、税制上も株式などに比べて不利です。さらに、外貨預金はペイオフ制度の対象外であり、銀行が破綻した場合の保護はありません。
外貨を安全に保ちたい場合、外貨MMF(外貨建てMMF)という選択肢もあります。外貨建てMMFは外貨で運用される投資信託の一つで、外貨預金よりも一般的に利回りが良いです。ただし、外貨建てMMFも利回りが限られており、手数料や税制が複雑です。外貨を寝かせておくならば、一般的には外貨建てMMFの方が有利です。
リボ払いでの買い物
リボ払いは非常に危険な支払い方法です。リボ払いとは、クレジットカードの支払い方式の一つで、あらかじめ設定した一定の金額を毎月返済していく方法です。支払い残高の総額が増えても、ほとんど月々の支払額は同じです。
リボ払いの危険な理由の一つは、ゴールがわかりづらいことです。分割払いは支払いが終わる時期が明確ですが、リボ払いは月々の支払額から決めるため、いつまで支払わなければならないのかがわかりづらいです。さらに、返済期間が長くなりがちで、金利手数料も高くなります。リボ払いの金利手数料は分割払いよりも3%近く高い15から18%です。
具体例として、10万円の製品Aを買った後、さらに5万円の製品Bを買った場合を考えてみましょう。分割払いの場合、製品Aと製品Bにかかる金利手数料は別ですが、リボ払いでは支払い残高15万円に対して金利手数料が計算されます。これにより、借入金額が増えると利息が増え、支払い残高がほとんど減らなくなります。結局、支払いがいつまでも終わらないことになります。
リボ払いで買う必要のあるものは滅多にないはずです。最悪の場合でも、リボ払いでなく分割払いを選ぶべきです。
見栄のために買うもの
買い物の目的が「あの人よりも良いものを持ちたい」「みんなに羨ましがられたい」といった見栄のための場合、お金をドブに捨てている可能性があります。車、家、時計、ジュエリーやアクセサリーなど、人にアピールできるものには限りがありません。
見栄のためにお金を使うと、一時的には嬉しいですが、やがて慣れてしまいます。高いものに囲まれるのが当たり前になると、自分の代名詞のように感じてしまい、さらにお金が貯まりづらくなります。高いものに囲まれる生活が続くと、ますます高いものが欲しくなり、無駄な出費が続いてしまうのです。
一般的に、自分で思うよりも人は他人のことを気にしていません。職場の人がどのような服を着ていたか、どんな家に住んでいたかを覚えているでしょうか?おそらく覚えていないでしょう。将来的にリセールが高いブランド品もありますが、それも非常に少ないです。
ただし、リセールが高く投資価値があるものもあります。例えば、車のアルファード、ランクル、ゲレンデ、フェラーリ、時計のロレックス、パテックフィリップ、バッグのバーキン、ケリーなどです。投資価値のあるものとないものを見極めて、見栄のために無駄な買い物をしないようにしましょう。
CMや営業さんに勧められて買う投資商品
CMや営業さんに勧められて買う投資商品は、広告費や人件費が商品の価格や手数料に含まれているため、オススメできません。新築ワンルームマンションがその典型例です。営業さんからは「マンションのオーナーになりませんか」「節税にもなります」「保険や年金の代わりになりますよ」と魅力的な言葉で勧められることが多いですが、ほとんどの不動産は悪い買い物となります。
新築ワンルームマンションは新築のため高めの家賃価格が設定されており、広告費や営業さんの人件費も含まれているため、新築プレミアム価格になっています。買った直後にすぐ売却しようとしても同じ価格では売れません。また、新築なので今までの稼働実績がわかりません。営業さんが提示するシミュレーションは、ネガティブな要素が守られていないケースが多く、作られた数字として必ず利益が出るように計算されています。
新築ワンルームマンションは業者さんが儲かる投資です。一般的に、良い物件は向こうから売りに来てくれることはほとんどありません。良い物件ならば、営業さん自身が買うことを考えるべきです。新築ワンルームマンションを例として説明しましたが、CMや営業さんに勧められて買う投資商品は、広告費や人件費が商品の価格や手数料に含まれているため、お金をドブに捨ててしまう可能性があります。慎重に検討しましょう。
まとめ
以上、今回は「お金をドブに捨てるやばい買い物」ということで、避けた方が良いお金の使い方を学びました。一覧で振り返ってみましょう。
1. 変額保険
2. 外貨預金
3. リボ払いでの買い物
4. 見栄のために買うもの
5. CMや営業さんに勧められて買う投資商品
これらの使い方は、業者さんに手数料を多く取られてしまったり、再現なく出費が増えてしまうお金の使い方です。今回ご説明した内容以外にも、ドブに捨ててしまうお金の使い方はたくさんあります。その使い方で本当にお金が貯まるのか、ご自身が幸せになるのか、使う前に立ち止まって考えてみると良いでしょう。
関連する質問と回答
Q1: 投資初心者にオススメの投資方法は何ですか?
A1: 投資初心者には、リスク分散がしやすく手数料も比較的低いインデックスファンドやETF(上場投資信託)がオススメです。これらは市場全体に投資するため、個別株のリスクを避けつつ、長期的な成長を期待できます。また、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を利用することで、税制優遇を受けながら資産を増やすことができます。
Q2: 保険は本当に必要ですか?
A2: 保険はリスクヘッジとして重要ですが、過剰に入る必要はありません。基本的には掛け捨ての定期保険や医療保険で必要最低限の保障を確保し、資産運用は別途行うのが賢明です。特に日本では、遺族年金や高額医療費制度などの公的保障が充実しているため、無理に全てを保険でカバーする必要はありません。
Q3: 外貨預金と外貨建てMMFの違いは何ですか?
A3: 外貨預金は、外貨で預金をすることにより、高い金利を得ることを目的としていますが、手数料が高く為替リスクもあります。一方、外貨建てMMFは外貨で運用される投資信託で、外貨預金よりも一般的に利回りが良く、手数料も比較的低いです。外貨を安全に保ちたい場合は、外貨建てMMFの方が有利です。
Q4: リボ払いのメリットとデメリットは何ですか?
A4: リボ払いのメリットは、月々の支払い額が一定であるため、支払いの計画が立てやすいことです。しかし、デメリットは金利手数料が高く、支払い残高が増えると利息も増え、返済期間が長くなることです。結果的に支払いが終わらないことが多いため、リボ払いは避けるべきです。
Q5: 投資商品を選ぶ際の注意点は何ですか?
A5: 投資商品を選ぶ際には、手数料やリスクを十分に理解し、無理のない範囲で投資を行うことが重要です。また、広告や営業の勧めだけでなく、自分自身で商品内容をしっかりと調査し、信頼できる情報源から情報を得ることが大切です。特に高額な投資商品は慎重に検討し、必要ならば専門家の意見を聞くことをお勧めします。