どもども、パパぞうです。自己紹介はこの辺にして、今回のテーマに入りましょう。もしも今パパぞうが投資を始めても絶対に買わない米国株5選についてお話しします。私は米国株投資を始めて10年以上になります。これまで様々な米国個別株やETFに投資してきました。米国市場はここ10年、順調に右肩上がりに成長しています。しかし、個別の企業で見ると、いくら優良な企業が集まる米国市場といえども、買うと資産が減る銘柄も沢山あります。今回は米国株に投資をする方向けに、避けた方がよい米国株の特徴を紹介します。

本日の内容は以下の通りです。

1. もしも今パパぞうが投資を始めても絶対に買わない米国株の特徴5選
2. パパぞうはどういう基準で米国株を選んで投資するのか

この動画を通して、資産を減らすリスクの高い銘柄を避け、確実に資産を増やす米国株投資術を身につけていただけたら嬉しいです。早速共に学んでいきましょう。

もしも今パパぞうが投資を始めても絶対に買わない米国株の特徴5選

パパぞうが絶対に買わない米国株の特徴5選はこちらです。

1. 手数料が高いETF
2. 自分がよく知らない銘柄
3. 話題性だけで伸びている銘柄
4. 世の中のトレンドに逆らっている銘柄
5. 決算をミスりまくっている銘柄

順番に解説します。

手数料が高いETF

「え、パパぞうさん、米国ETFは手数料が安いんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに最近大人気の米国ETF銘柄は手数料が少ないものが多いです。例えば、S&P 500インデックスに連動するVOOや米国市場全体に投資するVTIはどちらも経費率が0.03%となっています。100万円投資しても維持コストはわずか300円です。

しかし、意外にも高コストな米国ETFを多くの方が購入しています。例えば、2月のSBI証券の米国ETF売買ランキングでは、手数料が比較的高いレバレッジETFが上位にランクインしています。レバレッジETFとは市場の動きの2倍や3倍の値動きをするETFです。例えば、ランキングトップのSOXLは3倍の動きを目指すように設計されたETFです。

レバレッジETFは維持コストが高く、経費率は0.95%です。VOOやVTIと比べるとコストは30倍以上になります。高コストのレバレッジETFにはパパぞうは積立投資をしません。理由としては高コストであること、そしてレバレッジ商品は値動きが激しくリスクが高いからです。

熟練の投資経験者であれば効果的に活用し資産を高めることも可能ですが、多くの人にとっては難度の高い投資法です。したがって、手数料が高いレバレッジETFとは距離を置いた方が無難です。

自分がよく知らない銘柄への投資

パパぞうはよく知らない銘柄には投資しません。よく知らない銘柄へ投資すると、買い時や売り時がわからず、損をしてしまう可能性が大きいためです。アメリカの伝説の投資家ウォーレン・バフェット氏も「自分に理解できないビジネスには投資しない」と言っています。

例えば、バイオ株への投資を例にとってみましょう。バイオ株とは最先端の医療技術である遺伝子治療や再生医療を用いてアルツハイマーやがんなどの難病治療に関連する企業の株のことを指します。しかし、バイオ株の業績を見通すことは大変困難です。バイオ企業の業績は不安定なことが多く、株価も大きく変動しやすい傾向があります。

自分がよく知らない業績を読みにくい銘柄への投資は避けた方が賢明です。

話題性だけで伸びている銘柄

株式市場にはテーマ株投資という投資があります。テーマ株とは最近注目されているトレンドの銘柄のことを指します。その時の旬のテーマに関する銘柄は株価が大きく上がったり下がったりします。例えば、2020年のコロナショック以降、2021年までテーマ株となったのは、SaaS、AI、NFT、EV、メタバースなど様々なテーマに関連する会社の株がマーケットで話題となりました。

しかし、SNSやネットの掲示板、雑誌などのメディアで盛り上がっているからといってテーマ株に飛びつくのは危険です。例えば、Facebookが名前をMetaに変更したことでメタバース関連銘柄が注目を浴び、一時的に株価が急上昇しましたが、その後株価は下落しました。

テーマ株は値動きが激しいため、話題性だけで飛びつくのは避けましょう。

世の中のトレンドに逆らっている銘柄への投資

パパぞうは米国株への長期投資を基本としています。15年から20年と長期スパンで投資すればリターンがプラスになることはデータによっても裏付けられています。長期投資において、世の中の大きなトレンドに逆らっている銘柄への投資は避けた方が良いです。

例えば、エネルギー関連銘柄への投資を考えてみましょう。今、世の中のメガトレンドは持続可能なエネルギーへのシフトです。石油や石炭などの化石燃料から風力や太陽光などの自然エネルギーへの代替が進んでいます。地球温暖化対策として全世界が取り組みを始めているからです。

そのため、長期的に見て持続可能エネルギーへのシフトは変わらないでしょう。メガトレンドに逆らわず、価格変動が読みにくいコモディティ銘柄への投資は上級者向けです。

決算をミスりまくっている銘柄への投資

個別株投資において、投資する企業の業績を確認することは重要です。業績が伴わない企業の株価は崩れやすいためです。パパぞうは投資先を決める際、次の4つの項目を重視しています。

1. 売上高
2. 営業利益
3. EPS(1株当たりの利益)
4. 営業キャッシュフロー

企業が四半期ごとに発表する業績を見て、それぞれの指標が順調に増えているかをチェックします。例えば、フィットネスサービス企業のペロトンは2020年に始まったコロナ禍で好調でしたが、その後需要の鈍化により業績が悪化しました。このように2四半期以上連続で決算が振るわない企業への投資は慎重に見極めが必要です。

また、持っている銘柄のストーリーが変わった場合は改めて投資判断を見直すことも重要です。

パパぞうはどういう基準で米国株を選んで投資するのか

これまではパパぞうが絶対に買わない米国株の特徴についてお話してきました。ここからは、パパぞうがどういう基準で米国株を選んで投資するのか、そのことについてお話します。パパぞうが米国株投資をする際に選ぶ銘柄の基準は次の5つです。

1. 成長する国・企業群に丸ごと投資かつ手数料が安いETF
2. 業績が読みやすく自分が熟知する銘柄
3. 成長ストーリーがあり業績を伴って伸びている銘柄
4. 世の中のトレンドに乗っている銘柄
5. 直近の決算をしっかりクリアしている銘柄

それぞれ順に説明します。

成長する国・企業群に丸ごと投資かつ手数料が安いETF

これはこれまでの動画で何度もご紹介している投資商品になります。成長国のアメリカの複数の企業に投資するVOOやVTIといったETFを購入することです。これがパパぞうが考える米国株投資の王道です。VOOやVTIは維持コストである経費率が0.03%と極めて低コストです。VOOは米国大型優良企業500社に投資し、VTIは米国中小型企業も含む4000社あまりに投資するので分散が効いています。

業績が読みやすく自分が熟知する銘柄を購入する

投資先の企業がどんな商品・サービスを提供しているか、競合他社に負けない圧倒的な強みは何か、CEOは誰か、今後どのように成長していくストーリーを持った会社なのか、このようなことを知っておくと良いですね。また、自分が好きな企業や興味が持てる企業だとさらに良いです。例えば、世界的ベストセラー「サイコロジー・オブ・マネー」には次のように書かれています。

「有望だが興味のない企業に投資をすると、うまくいっているときはそれでいいかもしれない。しかし必ず潮目が変わる時が来る。その時に興味のない企業の株を持ち続けることで大切な資産が減っていけば、二重の辛さを味わうことになる。この辛さから逃げようとしてその企業の投資をやめ、他の企業の株に切り替えることになるだろう。一方で企業理念や製品、テクノロジー、運営指針など投資対象の企業に関心があれば、必然的に訪れる悪い時期にも投資を通じてその会社を応援しているという気持ちが生まれ、辛さも和らぐ。これが途中で諦めずに投資を継続するために必要なモチベーションとなる。」

このように述べられています。

成長ストーリーがあり業績を伴って伸びている銘柄に投資する

成長ストーリーとは、投資先の企業が今後どのようにビジネスを拡大させ利益を生み出していくのか、企業のビジネスプランが明確で、マーケットも拡大している競合を寄せ付けないビジネスモデルを有していることが根拠となります。これに業績が付いてくると盤石な企業と言えます。

世の中のトレンドに乗っている銘柄に投資する

中長期的なトレンドに乗っている銘柄に投資すると良いでしょう。投資格言で「国策に売りなし」という言葉があります。文字通り、国が行おうとしている政策によって追い風を受ける株は買うべきという意味です。例えば、2020年代はEVや持続可能エネルギー、デジタル化などがトレンドとして社会を動かしています。国の政策に沿ったテーマは税金が投入され、また投資資金も向かいやすいです。

直近の決算をしっかりクリアしている銘柄

投資する際は最低でも直近の2四半期分の業績を確認すると良いでしょう。ポイントとしては以下の4点です。

1. 売上高は増えているか
2. 営業利益は増えているか
3. EPSは増えているか
4. 営業キャッシュフローは増えているか

営業利益率も見ておくと良いですね。営業利益率が20%もあれば優等生と言っていいでしょう。業種によって差が出やすい数値ですが、高い営業利益率はその企業がビジネス上の強みを持っている証拠です。

関連する質問と回答

1. パパぞうさんが最も重視する投資基準は何ですか?

パパぞうが最も重視する投資基準は、成長する企業群に丸ごと投資することです。具体的には、手数料が安く、分散が効いているETFを選びます。VOOやVTIのような低コストで多くの企業に分散投資できる商品が理想です。

2. なぜレバレッジETFは避けるべきですか?

レバレッジETFは市場の動きの2倍や3倍の値動きをしますが、その分リスクも高くなります。また、維持コストも高いため、長期的な投資には向いていません。短期的な利益を狙う投資家には向いていますが、多くの人にとっては難度の高い投資法です。

3. テーマ株投資のリスクは何ですか?

テーマ株は話題性だけで株価が急上昇することがありますが、その分値動きも激しくリスクが高いです。SNSやメディアの情報に流されて投資することは避け、企業の業績や成長ストーリーをしっかり確認することが重要です。

4. トレンドに逆らわない投資の重要性は?

長期投資においては、世の中の大きなトレンドに逆らわないことが重要です。例えば、持続可能エネルギーへのシフトやデジタル化など、社会全体が向かっている方向に投資することで、安定したリターンを得やすくなります。

5. 決算をチェックする際のポイントは?

決算をチェックする際には、売上高、営業利益、EPS、営業キャッシュフローの4つの指標を確認します。これらの数値が順調に増えているかをチェックすることで、企業の健全な成長を見極めることができます。

By kazuya