どもども幅像です。自己紹介はこちら。今回のテーマは、SBIアセットマネジメントが運用する低コストの投資信託「SBIVシリーズ」と「まるっと米国」についての解説です。これらの商品の魅力は低コストと手軽さにあります。米国市場への投資を考える上で知っておいて損はない商品です。早速学んでいきましょう。

SBIVシリーズについて

SBIVシリーズは、SBIアセットマネジメント株式会社が手掛ける超低コストインデックスファンドのブランド総称です。投資家の長期資産形成を支援する目的で設定されました。2022年現在、以下の4本があります。

  • SBI V S&P 500インデックスファンド
  • SBI V 全米株式インデックスファンド
  • SBI V 米国高配当株式インデックスファンド
  • SBI V 全世界株式インデックスファンド

これらのファンドは、SBIアセットマネジメントが設定・運用している低コストな投資信託です。これらの投資信託は、ヴァンガード社の低経費率のETFを投資対象としており、その信託報酬が非常に低いことが特徴です。

各投資信託の概要

各ファンドの詳細について見ていきましょう。

  • SBI V S&P 500インデックスファンドは、S&P 500採用銘柄に投資する米国ETF「VOO」を対象としています。
  • SBI V 全米株式インデックスファンドは、米国株式市場全体をカバーする「VTI」を対象としています。
  • SBI V 米国高配当株式インデックスファンドは、高配当利回りの銘柄を対象とする「VYM」に投資します。
  • SBI V 全世界株式インデックスファンドは、全世界の株式を対象とする「VT」に投資します。

これらのETFは、いずれも非常に低い経費率で知られており、SBIVシリーズの信託報酬もそれに合わせて非常に低く抑えられています。

信託報酬率の比較

信託報酬率は、投資信託のコストの一つであり、長期投資において非常に重要です。例えば、SBIV S&P 500は、2022年の時点で国内で取引できるS&P 500に連動する投資信託として最も低い水準の信託報酬率を誇ります。具体的には、信託報酬率が0.0968%の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)」よりも低いです。他のファンドも同様に低い信託報酬率を持っています。

まるっと米国について

まるっと米国は、正式名称をSBI-iシェアーズ 米国バランス(3資産均等型)といいます。この投資信託は、米国株式と米国総合債券に均等に投資するバランス型であり、2022年3月に設定された新しい商品です。

この投資信託の特徴は、ヴァンガード社のETFを投資対象としたSBIVシリーズとは異なり、ブラックロック社のiシェアーズETFを対象としている点です。米国株式は「IVV」、米国総合債券は「AGG」に投資します。

日本の投資信託の利点

日本の投資信託には、日本の投資家ならではの利点があります。

  • 少額で取引できる:SBIVシリーズやまるっと米国は、100円から取引可能です。これにより、少額からでも始められ、毎月の積立も容易です。
  • クレジットカード積立が可能:三井住友カードを通じてクレジットカードで投資信託を積み立てることができ、購入金額の5万円を上限にポイントが付与されます。
  • 購入時や解約時の手数料が無料:オンライン取引なら、購入時の手数料が不要で、売却時の手数料も発生しません。
  • 積立NISAの対象商品:SBIVシリーズの多くは積立NISAの対象商品であり、年間40万円までの積立投資で得た利益が非課税になります。
  • 外国税を考慮する必要がない:米国株やETFの分配金に対する米国での課税がないため、確定申告の手間が省けます。
  • 円で取引できる:日本の金融商品なので、円建てで取引ができ、為替の変動リスクを直接考慮する必要がありません。

投資信託の注意点

投資信託には良い点だけでなく、注意すべき点もあります。

  • 価格の決まり方:投資信託の基準価額は1日に1度しか更新されないため、指値注文ができません。
  • 換金時に必要な日数:換金申込受付日から5営業日目に代金が振り込まれるため、機動力に欠ける場合があります。
  • 取り扱い金融機関の制約:SBIVシリーズやまるっと米国は、主にSBI証券でしか取引できません。
  • 分配回数の少なさ:SBIVシリーズとまるっと米国の分配回数は年に1回のみで、分配金が出ない可能性もあります。

関連する質問と回答

1. SBIVシリーズとまるっと米国の違いは何ですか?

SBIVシリーズはヴァンガード社のETFを対象とした投資信託であり、まるっと米国はブラックロック社のiシェアーズETFを対象としたバランス型投資信託です。また、SBIVシリーズは株式のみを対象としていますが、まるっと米国は株式と債券の両方に投資します。

2. クレジットカード積立のメリットは何ですか?

クレジットカード積立のメリットは、ポイントが付与される点です。積立金額に応じてクレジットカードのポイントが貯まるため、実質的に投資信託の購入コストが下がります。

3. 積立NISAの対象商品はどれですか?

積立NISAの対象商品には、SBIVシリーズの多くが含まれます。具体的には、SBI V S&P 500インデックスファンド、SBI V 全米株式インデックスファンド、SBI V 全世界株式インデックスファンドなどが対象です。

4. 投資信託とETFの違いは何ですか?

投資信託は少額から購入でき、クレジットカード積立や積立NISAの利用が可能です。一方、ETFはリアルタイムで取引でき、手数料が低い点が特徴です。ただし、ETFは購入時にまとまった資金が必要です。

5. SBIVシリーズの信託報酬率はどれくらいですか?

SBIVシリーズの信託報酬率は非常に低く、例えばSBI V S&P 500インデックスファンドの信託報酬率は、2022年の時点で国内で取引できるS&P 500に連動する投資信託の中で最も低い水準です。

By kazuya