どもどもパパ像です。今回のテーマは「帰って損してしまう絶対NGな積立投資方法5選」です。資産形成の入門として推奨される投資方法が積立投資です。しかし、この積立投資にもいくつかのNGポイントがあります。このNGポイントにハマってしまうと、資産形成を進めるどころか、かえって損をしてしまうこともあるので要注意です。この記事を読むことで、NGな積立投資方法、積立投資で失敗しないためのポイント、積立投資で定めておくべきことがわかるようになります。それでは、早速共に学んでいきましょう。
万人に教えることができる投資のキーワードは3つです。「長期」「分散」「積み立て」です。時間を味方につけて、米国や全世界のインデックスにコツコツ積み立て投資するということです。将来にわたって価値が上がるものに投資し、長期的な目線で資産を築いていきます。しかし、投資を始めた頃はこの3つのキーワードに注意していた方も、途中で投資をやめたり損失を抱えてしまったりすることがあります。その背景を探ると、次のような背景に当てはまることが多いです。
Contents短期で売買してしまうこと
短期で売買してしまうケースは2つあります。一つは株価などが上昇し、利益を確定したくなるケース。もう一つは株価などが暴落し、恐怖心から売却してしまうケースです。短期売買の問題点は3つあります。
取引手数料
長期保有の場合、一度株や投資信託を購入すれば、その後は保有し続けます。売買を行うのはポートフォリオリバランスを行うときや将来資金が必要になったときです。一度購入したら、その後の売買回数は限られてきます。短期売買の場合、売買回数が増えるため、取引手数料がかさみます。手数料が増えるほど、その分リターンも下がってしまいます。
税金
株価が上昇して売却したとき、すなわち利益を確定した時に課税されます。株やETF、投資信託いずれの商品でも利益額に対して約20%の税金がかかります。いったん売却して再度投資に回すと、資金は売却時の額より減ってしまいます。長期にわたる投資では、時間と複利が大きな味方となります。そのため、資産形成の過程でその都度税金を支払うと、資産全体の成長スピードが遅くなります。
精神的な面
一度金融商品を売却してしまうと、次に投資をする際にいろいろ考えることになります。次に投資するタイミングを計ってしまう、売却した後株価が上昇してしまい再投資するタイミングを見失う、逆に売却後に株価が下落し底値で買いたいと思うあまりなかなか買えない、などです。相場の状況が日々気になってしまい、精神衛生上も良くありません。長期にわたる積立投資のメリットは、機械的に投資を続けられることです。
相場の状況に合わせて積立金額を変動させてしまうこと
投資で利益を上げるためには安く買って高く売ることが必要です。相場は上下の動きを繰り返しますので、価格が安い時にできるだけたくさん買い付けたいところですが、実際にはどこが相場の底でどこが相場のピークなのか予測するのは困難です。
相場の予測の難しさ
過去のチャートを見ても、未来の相場の動きを予測するのは非常に難しいです。例えば、2020年3月のコロナショックでは、暴落が起こることやどれだけ下落するのか、どれだけの期間で相場が回復するのかを正確に予測できた人はほとんどいません。相場の動向を予測することはプロの投資家でも難しいことです。
長期的な視点での投資
十年二十年と価値が上昇を続ける商品に投資を続けることが長期投資の肝です。今現在の相場で多少の上下があっても、10年後20年後では価値が上がっている商品に投資を続けることが重要です。一度自分で決めたルールに従って定期的に一定額を投資する方法が万人向けであり、ストレスフリーな方法です。
毎月の積立額が高すぎること
積立投資の魅力は少額から始められる点ですが、あまりにも高額な積立額を設定してしまうと日々の生活に影響を及ぼすことになります。
無理のない範囲での投資
投資はあくまで余剰のお金で行うものです。将来の生活に備えて投資をするとはいえ、今この時の生活を切り詰めてしまっては本末転倒です。日々の家計を確認し、毎月の生活費を把握することが重要です。そして、自分の収入と照らし合わせてどれだけ投資に回せるかを決めておきましょう。
優先順位の設定
投資に回せるお金の中で優先順位をつけて、積立NISAなどに投資をしていくと良いでしょう。目標設定を高くしすぎないことも大切です。例えば、10年間で1000万円を作ろうと思えば毎月8.3万円の積み立てが必要ですが、自分の生活費と収入から本当に実現可能かどうか確認することが必要です。
よく調べずに投資してしまうこと
積立投資で損をしたことがある人は、人に勧められるがままに買ってしまったり、商品の性質を知らずに価格の上下に動揺して売ってしまったりすることがあります。
投資の目的と方針を定める
資産形成する目的、どれだけの資産を築きたいのか、いつまでに達成したいのか、年率でどれだけのリターンを期待するのか、リスク許容度はどれくらいか、毎月や毎年投資に回せる額はいくらかなど、投資の目的と方針を定めておくことが重要です。
商品の中身を理解する
投資信託やETFに投資する際には、商品の中身、投資対象、期待リターンとリスク、信託報酬や売買時手数料などのコストを理解しておく必要があります。積立NISAの対象となる投資信託やETFは、金融庁が定める基準をクリアする必要があり、低コストで長期間運用を行う商品が選ばれています。
積立NISAやiDeCoのルールを理解せずに取引を始めてしまうこと
積立NISAやiDeCoなど個人の資産形成を支援する制度は整っていますが、そのルールをきちんと理解しないと損をしてしまうことがあります。
積立NISAのルール
積立NISAでは毎年40万円の非課税投資枠がありますが、途中で売却すると非課税枠の投資枠は復活しません。非課税で投資できる金額は多いほど有利ですので、保有資産をリバランスするときや現金化するときには注意が必要です。
iDeCoのルール
iDeCoは取り扱っている投資信託が金融機関によって異なります。講座を後から他社講座に移管することもできますが、移管には時間と手数料がかかります。また、移管手続き中は資産が現金化されるため、市場の動きを取りこぼすことになります。iDeCoは一度始めたら原則60歳まで引き出せませんので、急に現金が必要になった時に使うことができません。
関連する質問と回答
Q: 積立投資のメリットは何ですか?
A: 積立投資のメリットは、少額から始められること、相場に惑わされずに資産形成を自動化できること、時間と複利効果を味方につけられることです。特に投資初心者にとっては、投資に慣れるための大事なステップです。
Q: 積立投資で失敗しないためのポイントは何ですか?
A: 積立投資で失敗しないためのポイントは、投資の目的と方針を定めること、分散されたインデックス投資信託を選択すること、手数料が少ない商品を選ぶこと、定期定額積立の原則を守ること、積立NISAやiDeCoの仕組みを理解することです。
Q: 短期売買のデメリットは何ですか?
A: 短期売買のデメリットは、取引手数料がかさむこと、税金がかかること、精神的なストレスが増えることです。頻繁に売買を繰り返すことで、リターンが減り、また投資のタイミングを計ることによる精神的な負担が増えます。
Q: 相場の状況に合わせて積立金額を変動させることの問題点は何ですか?
A: 相場の状況に合わせて積立金額を変動させることの問題点は、相場の予測が難しいことです。どこが相場の底でどこがピークなのかを正確に予測することは非常に困難です。長期的な視点で一定額を定期的に投資することが重要です。
Q: 投資商品を選ぶ際に注意すべきポイントは何ですか?
A: 投資商品を選ぶ際に注意すべきポイントは、商品の中身、投資対象、期待リターンとリスク、信託報酬や売買時手数料などのコストを理解することです。特に初心者は、積立NISAの対象となる低コストで長期運用を行う商品を選ぶと良いでしょう。
この記事が皆さんの投資戦略の参考になれば幸いです。人生二度なし、パパ像は皆さんの投資活動を応援しています。共に頑張りましょう!