どんどん技です!自己紹介はこちら[音楽]。今回のテーマはこちら、いくら投資すべきか?知っておきたい資産運用の基本原則。七瀬です。今回のブログでは、資産運用で知っておくべき原則を7つ解説していきます。対象となる人は、新しく社会人になった人や、これから投資を始めたいと考えている方です。新生活が始まり、投資や資産運用、FIREといった言葉に興味を持ち始めた人もいるでしょう。そのような方々が資産形成の方法を間違えることなく、正しい一歩を踏み出せるよう、総括的にお話ししたいと思います。また、関連するテーマの動画も随所に紹介しています。さらに深めたい方は併せてご覧いただけたらと思います。早速共に学んでいきましょう。

その当主大学の動画では、新しく社会人になりお金に対する不安を持っている方、これから投資を始めたいと考えている方、投資を始めたばかりで自分のやり方が正しいか不安な方々に寄り添った情報発信をしていきたいと思っています。まず、投資の第一歩を踏み出そうとしたことに価値がありますね。今や投資という手段なしには将来の資産形成が難しい時代となっています。自分で考え、情報収集し、選択し、自ら決断し、自ら行動するという主体的な行動が必須です。

20代から30代前半というタイミングでは焦る必要はありません。投資にせよ社会経験にせよ、時間が味方してくれるからですね。できることを一つずつ、少しずつ整えていけばいいのです。ここでは基本原則を一つずつ解説していきます。

収入を増やし支出を減らす

資産形成をするにあたり重要な要素を紹介します。資産の増加額は次のような関係で表すことができます。

資産の増加額 = 収入 – 支出 + 現在の資産額 × 運用利回り

シンプルに説明すると、資産を増やすためには2つのことが必要です。

1点目は収入の範囲内に支出を収めましょうということです。収入を大きくし、支出を抑え、その余剰資金を貯蓄や資産運用に回すということですね。

もう一点は、今有している資産を運用することで資産が増えるということです。さらに掘り下げると、資産額が大きいほど資産の増加額も増える、運用利回りが高くなるほど資産の増加額も増えるということです。

資産づくりを進めていく上で押さえるべき原則は、実はこれだけです。収入を増やし、支出を抑え、運用利回りを高める。これらの3つの要素を最適化していきましょう。

資産形成の目的をはっきりさせる

資産形成は長期間にわたるマラソンのようなものです。過剰な節約など無理しながら行うものではありません。家族と暮らしているとなおさらですね。資産形成の目的が定まると、ゴールに向けた方法も決まってきます。

特に長期投資をするならば、それほど毎月大きな投資額は必要ないことに気づくはずです。資産を作りたい目的は人それぞれです。老後のため、子供に十分な教育費を確保したい、立派な家に住みたい、早期リタイア(FIRE)したい、何でも構いません。人と比べるものでもありません。自分の価値観に基づいて決めていけば良いのです。

そして、今すべてがはっきりしている必要もありません。数年ごとに内容も変わることがあります。やりたいことのリストやマインドマップを作ってみることも良いでしょう。自分が何にワクワクするのか、どんな人とどんな時間を過ごしたいのか、どんなお金の使い方が心地よいと感じるのか、自分を知ることが大切です。

生活の基盤を整える

生活の基盤を整えることは、投資を成功させるための重要なステップです。この生活には仕事と私生活両方の意味を含みます。

まずお伝えしたいのは、本業に集中するということです。若いうちは人的資本が大きい時期です。人的資本とは、自分自身が働いてお金を稼ぐ力とも言い換えられます。社会人になりたての頃は、給与収入がほぼ100%です。資産形成を通じて金融資本を少しずつ育てていくことになります。

時間を元にして給料を得ながら、その中で多くの経験・技術を蓄積していくということです。仕事を通じて培ってきた経験・技術を活かし、昇進や転職、さらに収入を高めていきます。自己投資に対する効果が大きくなるのも若いうちの特権です。専門分野を深め、英語を学び、人脈を広げ、メンターとなる人を見つける。旅行や読書で知見を広げることも大切です。

副業は本業で一定の成果を出し始めてからでも良いでしょう。若いうちから本業も副業も頑張る人もいますが、まずは本業で成果を出すことが重要です。

生活防衛資金を確保する

生活防衛資金とは、病気や失業など不測の事態に備えて現金として持っておくお金のことです。急に大きな病気にかかって働けなくなってしまった、今日で職を失ってしまった、そんな時に一定期間収入がなくても生活できるように備えておくお金です。

基本的には生活費の何ヶ月分という形で準備をします。新社会人の場合、まずは生活費の3ヶ月分を目安に生活防衛資金を用意すれば良いでしょう。生活防衛資金のため方については、先ほども紹介した関連動画を参考にしてください。

社会人になりたての頃は何かとお金が必要になります。スーツや靴、鞄などの仕事関連の費用、生活基盤を整えるための出費が多いからです。また、付き合いの幅も広がるでしょう。学生時代から続く付き合いもあれば、会社を通じた新しい出会いもあります。急な出費で慌てないためにも、生活防衛資金による備えは重要です。

ほったらかし投資の環境を整える

個人投資家の投資は、毎日相場に張り付いて短期取引をするものではありません。毎日の相場の上下に一喜一憂する必要もありません。大事なのは毎月の収入から一定額の資金を投資に回すことです。

ここで具体的に行うステップは以下の通りです。

1. 証券口座を開く
2. 積立NISAの口座を開く
3. 提携銀行と証券会社の口座を連携させる
4. 銀行口座から証券会社口座に自動振替する設定を行う
5. 積立投資の設定を行う

これらのステップを踏むことで、先取り貯蓄・投資の仕組みを整えていきます。楽天銀行や住信SBIネット銀行は使い勝手が良いので、メイン口座として利用すると良いでしょう。

一度積立投資までの設定をしてしまえば、その後することはほとんどありません。年に1〜2回投資状況をチェックし、リバランスすることで十分です。また、昇給や転職、結婚などのタイミングで積立額を変更することもありますが、これくらいのスタンスでも十分です。

投資の王道を抑え、落とし穴を避ける

投資には方があり、王道があります。先人たちが研究し考案した、万人向けの投資方法があります。まずはその王道に乗り、投資に慣れていくと良いでしょう。

投資の王道となるキーワードは以下の5つです。

1. 株式への投資
2. インデックスへの投資
3. 米国または全世界を対象とした投資
4. 長期の積立投資
5. 低コスト

株式への投資は、長期的に価値の上がるものに投資することです。資本主義の社会が続く限り、株式という資産は成長を続けていきます。そのため、株式資産に長期投資をしていくことが重要です。

インデックス投資は、分散された商品に投資をすることです。適切な投資地域を選ぶことも大切です。株式投資については、米国がフォーカスされますが、人によっては全世界を対象とする方が心地よいと感じる人もいるでしょう。

長期の積立投資は、時間を味方につけることです。毎月の給料から少しずつ積立投資をすることで、投資タイミングの分散を行います。さらに長期目線で投資をすることで効果が得られます。

先人の知恵を借りる

投資の王道を抑えるためには、先人の知恵を借りることが重要です。ここでは、投資の基本原則を学べる良書をいくつか紹介します。

1. 『敗者のゲーム』
2. 『ウォール街のランダム・ウォーカー』

これらの本は、インデックス投資という投資の基本原則を学べます。なぜインデックス投資が推奨されるのか、多くの紙面を割いて解説しています。そして、長期投資・低コストの大切さを説いた本でもあります。時間的に余裕があるときに読むことをお勧めします。

また、近年出会った良書として以下の3つを紹介します。

1. 『教養としての投資』
2. 『The Psychology of Money』
3. 『I Will Teach You to Be Rich』

これらの本は、投資の基本原則を学ぶというよりも、投資がなぜ必要なのか、株式投資が社会に与える影響、投資とどのように向き合うのか、投資にあたって多くの人が陥りやすい罠、お金との付き合い方についてフォーカスしています。

関連する質問と回答

1. 新しく社会人になったばかりなんですが、投資を始めるタイミングはいつが良いですか?

投資を始めるタイミングは「今」が最適です。早く始めるほど時間を味方につけることができ、複利効果を最大限に活用できます。また、少額から始めることで、投資に対する経験と知識を徐々に蓄積していくことができます。

2. 投資に対する不安があるのですが、どうすればいいですか?

投資に対する不安を軽減するためには、まずは基本的な知識を身につけることが大切です。信頼できる情報源から学び、少額から始めてみることで、徐々に自信をつけていくことができます。また、分散投資や長期投資を心がけることでリスクを軽減することもできます。

3. どのような投資商品を選べば良いですか?

初心者には、インデックスファンドやETF(上場投資信託)がお勧めです。これらは分散投資ができ、低コストで運用することができます。また、米国株や全世界株を対象としたインデックスファンドは、長期的に安定した成長が期待できるため、初めての投資に適しています。

4. 投資にかかる手数料を抑える方法はありますか?

投資にかかる手数料を抑えるためには、低コストの投資信託やETFを選ぶことが重要です。また、ネット証券を利用することで、取引手数料や口座管理費を抑えることができます。さらに、長期投資を心がけることで、頻繁な取引を避け、手数料を最小限に抑えることができます。

5. 投資の成果が見えにくい場合、どうすればいいですか?

投資の成果が見えにくい場合でも、続けることが大切です。特に長期投資の場合、最初の数年は目に見える成果が出にくいことがありますが、時間とともに複利効果が働き、資産が増えていくことが期待できます。また、定期的に投資状況をチェックし、リバランスを行うことで、投資のパフォーマンスを最適化することも可能です。

これからの投資戦略の参考になりましたでしょうか。投資はお金が関連するテーマであり、失敗したくない、損をしたくないという気持ちが生じるのは当たり前の話です。このブログが皆さんの資産運用の一助となれば幸いです。人生二度なし、七瀬は皆さんの投資活動を応援しています。共に頑張りましょう。

By kazuya