どもどもマザーです。今回のテーマは「読まなきゃ損!厳選おすすめの投資本5選」です。

米国株の情報を得る手段は本当に増えましたね。個人ブログやYouTube、SNSなどで多くの情報が発信されています。ネットにアクセスできれば必要な情報はほとんど網羅できるように思えます。ネットのメリットは情報が新しく、ニュースをキャッチアップしやすいことです。また、双方向のやり取りができるため、自分の判断で情報を取捨選択する自由さがあります。

しかし、ネットの情報は玉石混交のが事実です。たくさんある情報の中から自分に合ったものを見つけ出すためには、自分の基準をしっかりと持ち、情報に向き合うことが大切です。そうした基準を作る上で、書籍は非常に有効です。書籍には速報性はありませんが、それでも広く長く読み継がれているものは、その内容が評価されている証拠です。いつの時代でも再現可能な内容や、深い気づきを得られる本との出会いは、人生を豊かにする助けとなるでしょう。

今回は、私が厳選したおすすめの投資本5選を紹介します。これらの書籍は、以下の条件を満たしています。

1. 長期投資を基本として書かれていること
2. 誰もができる、つまり再現性があること
3. 時代を越えて通用するものであること

それでは、早速おすすめの書籍を見ていきましょう。

1. サイコロジー of Money 一生お金に困らない富のマインドセット

この書籍は2021年12月に発行された比較的新しい一冊です。著者はベンチャーキャピタルCollaborative Fund社のパートナーであるモーガン・ハウセル氏です。ファイナンスは数式やデータが支配する世界だと見なされがちですが、実際の生活に落とし込むと、感情や環境、性格などに影響されてしまいます。

本書では、お金と賢く付き合うためには人間心理を学ぶことが大切だと語られています。金融の専門家ではない普通の人が800万ドルの資産を残した話や、逆に金融の専門家が欲に駆られて資産を失う話が紹介されています。専門性や収入が多ければ必ずしも成功するわけではないということですね。

特に印象的なテーマの一つは、「お金の価値について」です。お金から得られる最高の配当とは、時間をコントロールできるようになることです。好きな時に好きな人と好きなことができる生活を送れることが、実は最も幸福感をもたらす要因であるとされています。

2. ビジネスエリートになるための教養としての投資

この書籍は2020年5月に発行され、農林中金パル投資信託株式会社常務取締役兼最高投資責任者である奥野一成氏の著書です。奥主は農林中金パートナーズ長期厳選投資オーブでのファンドマネージャーとしての経験を持ち、その成果も高く評価されています。

投資という言葉から多くの人が想像するのは、どちらかというと投機的なものかもしれません。しかし、本書では投資の本質についてわかりやすく解説しています。投資とは、自分が働くのではなく、投資先に働いてもらい、得られた収益の一部を分配してもらうことです。

時間というリソースには限りがあり、有効に配分することが大事です。自分が働くことと、資産に働いてもらうこと。この二つを上手に組み合わせることで、人生を豊かにする方法が説かれています。

3. 敗者のゲーム

初版は1985年に出版されている世界100万部以上のロングセラーです。著者は米国の著名な資産運用コンサルタント、チャールズ・エリス氏です。2020年7月に出た最新版では、コロナウイルスの影響を踏まえた内容がアップデートされています。

本書で語られていることは一言でまとめると、「インデックスファンドへの積立投資を続け、長期保有すること」です。投資というと勝ちに視線が向きがちですが、大負けしない投資法としてインデックス投資が紹介されています。

テニスの試合を例に取り、プロとアマチュアの違いを説明しています。プロは自ら得点を取りに行くのに対し、アマチュアは相手のミスで得点が決まることが多い。投資の世界でも同じで、最初から勝つことを目指すのではなく、負けないことを目指すことが重要だと説かれています。

4. ウォール街のランダムウォーカー

初版は1973年に発売され、全米累計150万部を超えるロングセラーです。著者はプリンストン大学教授のバートン・マルキール氏です。本書では、インデックス投資を中心に、個別株投資やファンダメンタル分析、テクニカル分析についても紹介されています。

特に注目すべきは「ランダムウォーク理論」です。過去の動きから将来の動きを予測することはできないという理論で、サルにダーツを投げさせて作ったポートフォリオと専門家が選んだポートフォリオの成績がほとんど変わらなかったというエピソードが有名です。

長期インデックス投資を推奨しつつも、個別株投資に興味がある方には、そのリスクとリターンについても詳しく解説されています。

5. ダイ・ウィズ・ゼロ 人生が豊かになりすぎる究極のルール

2020年9月に発表された比較的新しい書籍です。著者はコンサルティングサービス会社のCEOであるビル・パーキンス氏です。この書籍では、お金の使い方、使い切り方に焦点を当てています。

「今しかできないことに投資する」「一刻も早く経験にお金を使う」「死ぬ前に子供に与える」など、9つのルールに分けて紹介されています。特にタイムバケットという概念では、人生の各段階でやりたいことをリストアップし、それに合わせてお金の貯め方や使い方を考える方法が提案されています。

この書籍は、人生を充実させるための考え方と、不安解消のバランスの取り方について改めて考えさせられる内容です。

関連する質問と回答

Q1. インデックス投資とは何ですか?

A1. インデックス投資とは、特定の市場指数(インデックス)に連動するパフォーマンスを目指す投資方法です。市場全体の動きを反映するため、分散投資の効果があり、個別銘柄のリスクを減少させることができます。

Q2. 長期投資のメリットは何ですか?

A2. 長期投資のメリットは、時間をかけて資産が成長することです。市場の短期的な変動に惑わされず、複利の効果を最大限に活用することができます。また、長期保有することで、取引コストや税金の影響も抑えることができます。

Q3. テクニカル分析とは何ですか?

A3. テクニカル分析とは、過去の価格や取引量などのデータを基に、今後の価格変動を予測する手法です。チャートや統計を用いて、トレンドやパターンを識別し、売買のタイミングを判断します。

Q4. ファンダメンタル分析とは何ですか?

A4. ファンダメンタル分析とは、企業の財務状況や経済状況を基に、その企業の本質的な価値を評価する手法です。決算書や業績予想、経済指標などを分析し、株価が適正かどうかを判断します。

Q5. 投資と投機の違いは何ですか?

A5. 投資とは、長期的な利益を得るために資産を購入し、持続的な成長を期待することです。一方、投機とは、短期的な価格変動を利用して利益を得ることを目的とした取引です。投資はリスクが低く、投機はリスクが高い傾向があります。

By kazuya