こんにちは、松尾です。今日は、私が資産を形成する過程でやめたことを5つご紹介します。投資でお金を増やすことは言わずもがなですが、支出を減らして元手となるお金を貯めることも非常に重要です。支出を減らすためには何を取るか、何を捨てるかを決める必要があります。私もかつては普通のサラリーマンでしたから、皆さんの苦労がよくわかります。欲しいもの全てを手に入れることは難しいですが、全てを削るのも辛いものです。この記事では、私が資産を作るためにやめたことと、その理由について詳しくお話しします。
まず最初に、若い時にお金を貯めて投資に回すことの大切さについて触れます。若いうちにお金を複利で運用すると、お金が劇的に成長します。しかし、若い頃はもらえる給料も少なく、資産形成は簡単ではありません。厚生労働省のデータによると、全世帯平均の年間所得額はピークの平成6年の664万円から552万円に下がっています。こうした中で生活費を切り詰めながら投資に回す額を増やすのは簡単ではありませんが、地道な努力が必要です。
それでは、私が若い頃に資産を作るためにやめたことについてお話ししましょう。
Contents車の購入
車は高額な初期費用と維持費がかかるため、私は長い間車を持たない生活をしていました。特に、都市部に住んでいる場合や公共交通機関が発達している地域では、車を持たない選択は非常に有効です。
車の維持費の詳細
- 年間の維持費として、税金やガソリン代、駐車場代、保険料、修理費などがかかります。これらの費用は年間で30万円から50万円に達することが多く、車種によってはさらに高額になることもあります。
車を持たないメリット
- 車を持たないことで、これらの固定費を節約できます。また、都市部では駐車場を探す手間や駐車料金の負担もなくなります。これにより、資産を形成するために必要な元手を増やすことができます。
私自身も、30歳になるまで車を持たずに生活していました。家族ができたことで初めて車を購入しましたが、それまでは公共交通機関を利用していました。
携帯電話の費用削減
携帯電話の費用は、固定費の中でも大きな割合を占めることがあります。私は、3大キャリア(docomo、au、SoftBank)から格安SIMに乗り換えることで、月々の支出を大幅に削減しました。
格安SIMへの乗り換えの効果
- 月々の料金が8000円から1500円程度に抑えられ、年間で約8万円の節約になります。これは非常に大きな節約効果です。
キャリアメールの変更について
- キャリアメールを変更すると、一部の知人との連絡が途切れることがありますが、LINEやSNSを利用すれば簡単に連絡を取り続けることができます。実際のところ、重要なつながりはメールアドレスの変更では途切れません。
このように、携帯電話の費用を削減することで、他の資産形成のための元手を増やすことができます。
家の購入
住宅購入は非常に高額な買い物であり、購入した瞬間にその価値が下がることが多いです。私は40歳になるまで賃貸住宅に住んでいました。
賃貸住宅のメリット
- 固定資産税がかからないため、持ち家に比べて維持費が安く済みます。賃貸住宅は、家庭の人数や仕事環境の変化に応じて簡単に転居できるため、ライフステージに合わせた柔軟な生活が可能です。また、修繕費は大家さんの負担となるため、予期せぬ出費を避けることができます。
持ち家のリスク
- 持ち家の場合、隣人リスクや修繕費、転居が難しいというデメリットがあります。転居が必要になった場合、売却する手間やコストがかかります。
賃貸生活の20年間を経て、最近では持ち家を購入しましたが、これは低金利と住宅ローン控除の恩恵を受けるためです。
外食と飲み会の控え
外食や飲み会は大きな支出を伴うことがあります。特に飲み会は一晩で数万円かかることもあり、これを控えることで大きな節約が可能です。
外食費の節約方法
- 外食を減らし、自炊を心がけることで食費を大幅に削減できます。また、飲み会に行く際も、予算を設定し、無駄な出費を避けることが重要です。
家での飲み会
- 最近では家での飲み会が増えています。家で飲むことで、外食や飲み会に比べてコストを抑えながら、ゆっくりと楽しむことができます。
このように、外食や飲み会を控えることで、資産形成のための元手を確保することができます。
現金貯金の見直し
現金貯金は安全ですが、実際にはインフレによってその価値が減少するリスクがあります。私は現金貯金を見直し、資産運用に回すことにしました。
インフレの影響
- インフレによって、現金の価値が時間とともに減少します。例えば、3%のインフレが続いた場合、20年後には現金の価値が半分以下になります。
資産運用の利点
- 現金を資産運用に回すことで、インフレの影響を受けずに資産を増やすことができます。過去の米国株の利回りを参考にすると、長期的には6.8%の利回りが期待できるため、複利の力を活かして資産を増やすことが可能です。
このように、現金貯金を見直し、資産運用に回すことで、将来の資産形成を加速することができます。
関連する質問と回答
資産を作るために最初に始めるべきことは何ですか?
最初に始めるべきことは、収入と支出を見直し、無駄な支出を削減することです。次に、余ったお金を貯蓄し、少額でも投資を始めることが重要です。投資の基本を学び、リスクを理解した上で、長期的な視点で資産運用を行いましょう。
どのようにして投資先を選べば良いですか?
まず、自分のリスク許容度を確認しましょう。リスクを取ることができるのであれば、株式や投資信託が良い選択肢となります。分散投資を心がけ、複数の資産クラスに分散することで、リスクを軽減できます。また、専門家の意見や過去のパフォーマンスを参考にすることも重要です。
若い頃に投資を始めるメリットは何ですか?
若い頃に投資を始める最大のメリットは、時間を味方にできることです。複利の効果を最大限に活かすことができ、長期間にわたって資産が成長します。また、若い頃はリスクを取ることができるため、高リターンを狙いやすいです。
貯蓄と投資のバランスはどうすべきですか?
貯蓄と投資のバランスは、自分のライフステージやリスク許容度によります。一般的には、生活費の3ヶ月から6ヶ月分を緊急資金として貯蓄し、それ以外の資金を投資に回すことが推奨されます。また、定期的にバランスを見直し、必要に応じて調整することが重要です。
資産形成を始めるために必要な初期投資額はどのくらいですか?
初期投資額は個々の状況によりますが、少額からでも始めることができます。例えば、月々の積立投資であれば、数千円からでも始めることが可能です。重要なのは、継続的に投資を続けることと、時間をかけて資産を増やすことです。
このように、資産形成のためには計画的な支出と投資が重要です。皆さんの投資活動を応援しています。共に頑張りましょう。