ものもパサーです。自己紹介はこちら。今回のテーマはこちら。オーラ付 S&P500は買い増すべきか?困難な時代を乗り切る投資とはです。

2022年に入ってから株式市場は荒れています。米国株も調整していますね。国算で毎日が信頼できない状況が続いています。一体いつまで下がるのか?今は買いますべきか、それとも控えるべきか?

株価が気になって仕事が手につかない、SNSでは不安の声が聞かれます。下落局面で焦ってしまい、適切な行動を取れない人も多いです。今は時期が悪いから積立投資を一旦止める、今がチャンスと思い込み一気に株を爆買する、相場が不安定になると直感で判断してしまいがちです。しかし、反射的に行動すると多くの場合失敗します。

今回のブログでは、投資歴20年の私が市場の現状とS&P500は買い増すべきか、この2点について解説します。結論を先に言うと、規律を守って買い増すべきです。しかし、重要なのはなぜそう考えるのか、その考え方です。

今回は積立投資とタイミング投資に分けて詳細に解説します。この記事を読めば、不安定な相場でも安心して買い増しができるようになるでしょう。どうすれば相場が戻ったときに大きな利益を得られるのか、また投資は継続が重要です。この記事で理解すれば、きっと資産を拡大できるでしょう。それではさっそく共に学んでいきましょう。

2022年のS&P500の推移

2022年に入ってからのS&P500の推移はどうでしょうか?2021年は一貫して上昇トレンドでしたが、年を越すと同時に潮目が変わりました。2022年に入ってからは一転して下降トレンドです。年初からの下げ幅はマイナス20%を超え、一般的に弱気相場入りしたと言われる水準です。今後もどこまで下がるのか、しばらく目が離せません。

なぜ下降トレンドに転じたのか

S&P500が下降トレンドに転じた要因はいくつかありますが、主な原因は経済の見通しが悪化したためです。これから景気が悪くなるかもしれないという懸念が広がっています。特に利上げの影響が大きいとされています。最近の米国では異例のペースで利上げが進んでおり、これが経済に対する不安を増幅させています。

過去のハイペースな利上げとその影響

過去のハイペースな利上げが弱気相場に繋がった例として、1980年頃が挙げられます。当時もインフレが深刻で、ハイペースな利上げが実施されましたが、その結果S&P500は大幅に下落しました。今回も同様の不安が広がっており、すでにS&P500はマイナス20%以上の下落を見せています。

S&P500の乱高下とその影響

2022年に入ると、S&P500は下降トレンドと同時に値動きも大きくなっています。上にも下にも大きく動く、いわゆる乱高下の状態が続いています。これにより投資家の精神的な負担は増し、毎日の株価が気になって仕事に集中できない人も多いでしょう。

日本からの投資と為替の影響

日本からS&P500に投資する場合、株式市場と為替が大きく影響します。2022年のドル円の推移を見ても、ドル円は急激に上昇しています。ドル建てのS&P500が大きく下落している一方で、円建てのS&P500はほとんど下落していません。これはドル円の上昇が株価の下落を打ち消している形です。

今後の為替リスクと影響

現在の利上げ局面が終わると、今度は利下げに転じる可能性があります。この時、株安とドル円下落のダブルパンチを食らう可能性があります。過去にはリーマンショックの時にこのような状況が起き、株価とドル円が同時に下落しました。

積立投資の場合の対応策

積立投資の場合、相場を気にせず買い増しを続けるのが基本です。短期的には株価は上下しますが、長期的には上昇すると考えるからこそ積立投資を選択します。ニュースやSNSに惑わされず、計画に従って機械的に買い増しを続けることが重要です。

タイミング投資の場合の対応策

タイミング投資の場合もルールに従って買い増ししていくことが重要です。例えば、S&P500が特定の水準を下回ったら買う、あるいはポートフォリオの株式比率が一定の割合を下回ったタイミングで買うなど、自分なりのルールを設定しておくと良いでしょう。ただし、タイミング投資は積立投資よりも慎重な資金管理が必要です。

リスク許容度とポートフォリオの見直し

投資が辛くなっている場合、リスク許容度を超えている可能性があります。リスクを取り過ぎている、あるいは今のルールが自分に合っていない場合は、ポートフォリオやルールを見直すことも検討しましょう。持続可能な方法で投資を続けることが重要です。

過去の弱気相場と長期投資の重要性

過去のデータを見ると、長期投資なら負けることはほとんどありません。例えばリーマンショックの直前にS&P500を買っていたとしても、15年後には資産は増加しています。長期的な視点で投資を続けることが重要です。

関連する質問と回答

S&P500が下落している理由は何ですか?

S&P500が下落している主な理由は、経済の見通しが悪化しているためです。特に最近の利上げが市場に対する不安を増幅させています。

今はS&P500を買うべき時期ですか?

規律を守って買い増しを続けるべきです。積立投資の場合、相場を気にせず計画に従って買い増しするのが王道です。

ドル円の動向はS&P500への投資にどのように影響しますか?

ドル円の動向は、円建てでのS&P500の価値に大きく影響します。ドル円が上昇すると、ドル建てでの下落を相殺することがありますが、逆にドル円が下落すると株価の下落とダブルパンチになる可能性があります。

投資が辛くなってきた場合、どうすれば良いですか?

リスク許容度を再確認し、ポートフォリオやルールの見直しを検討することが重要です。持続可能な方法で投資を続けることが大切です。

長期投資のメリットは何ですか?

長期投資のメリットは、短期的な市場の変動に影響されず、安定したリターンを期待できることです。過去のデータからも、15年以上の投資期間でリターンがマイナスになったことはほとんどありません。

By kazuya