どもども、皆さんこんにちは。今回のテーマは「株で1億円を目指すために必要な5つの特徴」です。株式投資における必勝法や一発逆転の秘策は存在しませんが、投資で良い成績を収める人には共通の特徴があるのです。剣道や茶道に形があるように、投資の道にも基本の形があるのです。今回は、株で稼げる人の特徴を5つにまとめてお伝えします。
成功する人の特徴を学び、それを自分の投資活動に取り入れることで、投資成績にプラスの影響が出ることでしょう。本日お伝えする特徴は、小手先のテクニックや短期的に使える手法など、刹那的な情報とは違います。投資で結果を出せる人に共通する特徴から、本質的な考え方や行動が見えてくるのです。やはり投資の基本の形が見えてくるような感覚がしますね。
それでは、投資の基本の形とは何か、結果を出している人の特徴から学んでいきましょう。まずは結論から。株で稼げる人の特徴は以下の5つです。
1. 入金力を高めることができる人
2. マーケットに居続ける人
3. 柔軟に方針を変更できる人
4. 暴落時に買い向かえる人
5. センスや運を味方につけられる人
それでは、一つずつ見ていきましょう。
Contents入金力を高めることができる人
株で稼げる人の一つ目の特徴は、入金力を高めることができる人です。株式投資で結果を出している人の多くは、様々な工夫をして入金力を高めています。株式投資の利益は、「投資資金 × 利益率」という計算式に分解できます。投資は余剰資金で行うことが基本ですので、収入から支出を除いた資金が余剰資金となります。
したがって、収入を増やし支出を減らすことが、入金力を高めるための第一歩となります。収入を増やす方法としては、以下の2つが代表的です:
給与所得を増やす方法
1. 今の勤め先で出世する
2. 転職して給与アップを狙う
特別な才能が無くても、伸びる市場に身を置けば給与を上げることができたりします。伸びる市場にポジションを取ることで、自分自身の市場価値アップも狙えます。
事業所得を増やす方法
副業収入が事業所得に当たります。最近では、副業OKと明言する企業が増えています。さらに、選択的週休3日制の導入に向けた動きも高まっています。給与所得と事業所得を組み合わせることで、収入をアップし、入金力を高めることができます。
支出を減らすためには、何を取捨選択するのかを決める必要があります。ここで皆さんにお勧めしたい支出の減らし方がこちらの7つです:
支出の減らし方
1. 実家で生活する
2. 家族一丸で協力する
3. 車を持たない
4. 趣味を減らす
5. 冠婚葬祭をほどほどにする
6. 保険を見直す
7. 格安スマホの携帯で通信費を減らす
これらの方法を実践することで、入金力を高めて株で稼げる人に近づけるでしょう。
マーケットに居続ける人
株で稼ぐための2つ目の特徴は、マーケットに居続けることができる人です。初心者の多くは、投資ですぐに稼げないと分かるとやめてしまいますが、最初から投資で勝てる人などほとんどいません。目先の利益にとらわれて損をしてしまうのです。
有名な投資家ウォーレン・バフェットの言葉にも、「せっかちな人から忍耐強い人と金を移す装置が株式市場だ」といったものがあります。では、どうしてマーケットに居続けることで稼げるのでしょうか?
そもそも株式投資で稼げるタイミングとはいつでしょうか?『株式投資のゲーム』という書籍の中で、チャールズ・エリスは以下のように述べています:
「1981年から2000年の18年間の期間に、一番株価が上がった日を上から順番に1位から30位までの30日間の上昇幅を追跡した。この30日間を逃すだけでリターンは大幅に減少する。」
つまり、株価の上昇幅が大きかった30日間を逃さなければ、大きなリターンを得られる可能性があるということです。しかし、果たしてこの30日間を予測して実際に投資することができた人はいるのでしょうか?株価がいつ上がるかを正確に予知することは誰にもできません。
そのため、取引のタイミングをつかむためには、マーケットに居続けることが必要です。稼げるタイミングを逃さないためには、マーケットから退場しないことが鉄則です。その方法の一つが、常に指数に連動する投資信託を定期的に積み立てていくインデックス投資です。
株式投資の収益には、主に以下の2つがあります:
株式投資の収益
1. 値上がり益(キャピタルゲイン)
2. 配当金などの収入(インカムゲイン)
インカムゲインは、資産の増加を実感しやすいというメリットがありますが、資産を大きく増やすにはキャピタルゲインが重要です。大きなキャピタルゲインを得るためには、安く買って高く売る必要があります。
株価が安い時期に株を購入できるかどうかが、稼げるかどうかの分岐点となります。株価が常に変動する中で、いつが株の安い時期かはプロでも分からない領域です。そのため、マーケットに居続けることが必要です。
柔軟に方針を変更できる人
株で稼げる人の3つ目の特徴は、柔軟に方針を変更できることです。マーケットに居続けるには、相場に惑わされずにフォローできる人と表現しましたが、相場は常に動いています。そのため、鈍感である必要がありますが、その時々に応じた対応も求められます。
株式投資で成功する人は、株式相場に絶対はないことを理解しています。単に株式投資をやっていれば稼げるという思考停止は、稼げる機会を損なうことにつながります。確かに株式投資では、マイルールを設定するのが良いと言われていますが、その時々の相場で通用しなくなった手法に執着しないことが重要です。
臨機応変に対応するためには、株式の売却など資産防衛策をとることが求められます。成功する投資家は、次の戦略をすぐにとれるかどうかが重要です。
例として、世紀の相場師として知られる投資家ジェシー・リバモアを挙げます。彼は、1929年の世界大恐慌が起きる前に相場の過熱感を感じ取り、大恐慌前に全力で空売りを行って巨万の富を手に入れました。
リバモアの格言には、「好ましくない結果が生じたとすれば、市場が間違ったわけではない。トレーダーが間違いを犯したからだ」というものがあります。彼は過去に3度の破産を経験していますが、それでも再起できたのは、失敗から学び自分のやり方に固執せずにいたからです。
過去の栄光にすがることなく柔軟に投資方針を転向することで、大きな利益を得られた好例と言えるでしょう。その時々に合わせた取引を行うことは、株で稼ぐために必要な要素です。
暴落時に買い向かえる人
株で稼げる人の4つ目の特徴は、暴落時に買い向かえることです。安く買って高く売るは相場の基本ですが、安い時期、つまり暴落相場という場面は度々訪れます。株価が暴落する時とは、世界大恐慌やリーマンショック、最近ではコロナショックなどがあります。
株価が暴落している時は、個人投資家も機関投資家も大量に株式を売却します。暴落は株価が大きく下落する場面であり、下落要因が出尽くすまでは下落が続くケースも多いです。
例えば、リーマンショックの最大下落率はマイナス51.3%、下落期間は185日です。コロナショックの最大下落率はマイナス30.6%、下落期間は25日間です。リーマンショックの例から考えると、資産は半減する可能性が十分にあることを示しています。
株価が低迷する期間はおよそ半年間です。株価は下落し続けるだけではありませんが、下落局面が終局するかどうかは予測が難しいものです。したがって、全体的に悲観的な雰囲気に包まれます。
こうした暴落時において、チャンスと捉えられるかどうかが投資成績に直結するわけです。投資で有名な言葉として「皆様が輝く瞬間に市場に居合わせなければならない」というものがあります。これは、相場において売り尽くされたときこそチャンスという意味です。
暴落時に買い向かうための準備も必要です。下落局面は終わりが見えにくいものですが、成功している投資家は冷静に対処し、不要なリスクを避けつつ暴落時にも買い向かいます。
センスや運を味方につけられる人
株で稼げる人の5つ目の特徴は、センスや運を味方につけられることです。センスというのは、売るとき買うときを間違わないセンスのことですが、センスを磨いても必ずしも千載一遇のチャンスをものにできるかどうかは分かりません。
投資の格言には「頭と尻尾はくれてやる」というものがあります。実際に株価の天井と底を正確に予測することはできません。株価の最高値で売り、最安値で買うのが理想ですが、そこまで欲を出さずに八分目程度での売買を心がけることが大切です。
相場の自然なうねりを取っていけば、相場上昇などのタイミングで稼ぐことができます。株式相場の上下動は複数の要因によって形成されています。そのため、個人の投資の実力だけで莫大な利益を得られることはありません。
稼げる相場環境に巡り合えるかどうかは、運の要素も大きいと言えるでしょう。少なくとも、うねりを取れる人というのは銘柄選びと売買のタイミングに優れている人です。常に勉強を怠らず、相場で購入し、下げ相場で売却するこういった行動が取れる人とも言えます。
大きな流れの中で快適に売買していけるかも、稼ぐ力につながっています。ただし、うねり取りは難しいです。まず、その銘柄や指数が割安か割高か判断する力が必要です。そのうえで、経済や政治など変数を株価に落とし込む必要があります。時間もかかりますから、ここは指数の積立に任せるというのも大いにアリです。
まとめ
というわけで、今日は株で稼げる人の特徴5選についてお話しました。
1. 入金力を高めることができる人
2. マーケットに居続ける人
3. 柔軟に方針を変更できる人
4. 暴落時に買い向かえる人
5. センスや運を味方につけられる人
これらは投資の基本ともいえるでしょう。投資で資産を増やしている人は、ほとんどが身に着けているお作法のようなものです。投資の道も、他のあらゆる道と同じかもしれません。慣れないうちから自分なりの工夫や個性を発揮するよりも、最初は基本を守ると良いでしょう。
慣れてきてから自分なりの工夫をしていき、基本の型を破って発展していく。最後は自分なりの投資手法を確立していき、基本の型から離れていく。これが「守破離」の原則に当てはまるかもしれません。これからの投資戦略の参考になりましたでしょうか?
関連する質問と回答
1. 株式投資の初心者が最初に学ぶべきことは何ですか?
最初に学ぶべきことは、投資の基本的な概念とリスク管理です。例えば、インデックス投資のメリットやデメリット、投資のリスクを理解することが重要です。また、株式市場の基本的な仕組みや、企業の財務状況を分析するための基本的な指標についても学ぶ必要があります。
2. 長期投資と短期投資の違いは何ですか?
長期投資は、数年から数十年単位での投資を指し、短期的な市場の変動に左右されずに資産を増やすことを目指します。一方、短期投資は、数日から数ヶ月単位での投資を指し、市場の短期的な変動を利用して利益を得ることを目指します。長期投資は安定的なリターンを期待できる一方、短期投資は高リスク高リターンの要素が強いです。
3. 株価が暴落したときに焦らず対応するための方法はありますか?
株価が暴落したときに焦らず対応するためには、事前に投資計画を立てておくことが重要です。具体的には、リスク許容度を考慮したポートフォリオを構築し、暴落時にも冷静に判断できるようにします。さらに、定期的に市場の状況をチェックし、必要に応じてポートフォリオの見直しを行うことも大切です。
4. インデックス投資のメリットとデメリットは何ですか?
インデックス投資のメリットは、低コストで分散投資ができること、長期的に安定したリターンが期待できることです。また、個別株の選定が不要で、初心者でも始めやすい点も魅力です。一方、デメリットとしては、大きなリターンを狙うことが難しいこと、市場全体が下落すると資産価値も下がることがあります。
5. 投資で重要なメンタルの維持方法はありますか?
投資で重要なメンタルの維持方法としては、以下の方法が挙げられます:
1. 長期的な目標を持つ:短期的な損失