どもども、パパそうです。自己紹介はさておき、今回のテーマは「止まらない楽天証券の改悪について」。投資家の視点から、楽天証券を買い続けるべきかについて徹底解説します。

最近、ネット証券を利用している方が増えていますね。手軽にあらゆる金融商品を好きなタイミング、好きな金額で購入できる素晴らしい投資環境が整っています。その中でも、楽天証券やSBI証券をメインに利用している方が多いのではないでしょうか。

証券会社を選んだきっかけは人それぞれです。「なんとなく選んだ」「手数料を比較してみた」「購入したい金融商品があったから」「キャンペーンをしていたから」など、様々な理由があります。今日はその中でもキャンペーンについてのお話をしましょう。

楽天証券であれば楽天ポイント、SBI証券であればTポイントやPontaポイント、Vポイントなどが貯まるキャンペーンが繰り広げられています。このキャンペーンに魅力を感じ、口座開設をした方も多いでしょう。しかし、これらのキャンペーンは永久的・継続的なものではないのです。

2022年4月から適用される楽天証券の楽天ポイント付与の変更点を解説し、2022年9月からの最新情報もお知らせします。最後までご覧ください。早速共に学んでいきましょう。

楽天経済圏とは

楽天経済圏という言葉を聞いたことがありますか?これは楽天ポイントを効率的に貯め、そのポイントで日々のサービスを受け、生活するスタイルのことを指します。楽天グループのサービスで生活を統一すると、お得に生活できるというものです。

例えば、ネット通販の楽天市場、旅行予約の楽天トラベル、証券会社の楽天証券、ネットバンクの楽天銀行、電力サービスの楽天電気、携帯電話の楽天モバイルなどがあります。これらのサービスを利用することで楽天ポイントが付与され、そのポイントで他のサービスを購入することができます。

楽天ポイント1ポイントは1円分として使えますので、貯まったポイントでまた楽天グループのサービスを購入し、無限に繰り返すことができるのです。例えば、楽天市場で買い物をすると楽天ポイントが貯まり、そのポイントで楽天モバイルの携帯電話料金を支払うことができます。

楽天証券の楽天ポイント付与の変更点

今回の変更点は楽天証券で金融商品を購入している方にとって残念なニュースです。以下の2点が主な変更点です。

1. 投資信託保有残高に応じたポイント付与の変更
2. 楽天銀行預金金利の変更

まず、投資信託保有残高に応じたポイント付与の変更について説明します。以前は、投資信託を保有している場合、残高に応じて毎月ポイントが付与されていましたが、これが一定の残高を初めて達成した時にのみ付与されるようになりました。具体的には、月末時点の残高が初めてある一定の金額に到達した時のみポイントが付与されます。

次に、楽天銀行預金金利の変更です。これはマネーブリッジの特典に関する変更です。マネーブリッジは楽天証券と楽天銀行の口座間を連携させる手続きで、この手続きをしておくと楽天銀行の普通預金金利が0.1%でした。変更後は残高金額によって異なる金利が適用されるようになります。

楽天証券とSBI証券の比較

楽天証券の変更点を紹介しましたが、ここでSBI証券と比較してみましょう。SBI証券でも投資信託を購入すると月間保有金額に応じてポイントが貯まるサービスがあります。SBI証券ではこのサービスを「投信マイレージ」と呼び、TポイントやPontaポイントから選べます。

ポイント付与率は銘柄や保有金額により異なりますが、通常銘柄では月間平均保有金額が1000万円未満の場合、ポイント付与率は0.1%です。1000万円以上の場合は0.2%です。例えば、月間保有金額が50万円の場合、毎月500ポイントが付与されます。

楽天証券と比較すると、SBI証券の方が毎月のポイント付与が安定していることがわかります。

SBI証券への移管方法

楽天証券のポイントサービス解約により、SBI証券に乗り換えたいという方もいるかもしれません。そこで、楽天証券で保有する投資商品をSBI証券に移管する方法を紹介します。

まず、注意点があります。NISA口座で購入した商品は移管できません。また、移管先のSBI証券で取り扱っていない商品の場合も移管は不可能です。貸株サービスを利用している場合は、この解約手続きをしてから移管する必要があります。

手続きは日本株、外国株、投資信託それぞれで異なります。日本株の移管手続きはネット上で完結しますが、外国株や投資信託は郵送による依頼者のやり取りが必要になります。

移管には時間がかかり、2週間から2ヶ月は余裕を見ておくのが良いでしょう。また、移管手数料がかかる場合がありますが、SBI証券で手続きするとキャッシュバックされるため、実質無料で移管することができます。

投資の目的を再確認

ポイントサービスの変更や解約に対して一喜一憂することなく、投資の目的を再確認することが重要です。投資はポイントのために行うものではなく、資産形成や将来のためのものです。ポイントに囚われず、自分の投資スタイルを見直す良い機会と捉えましょう。

関連する質問と回答

楽天証券の楽天ポイント付与の変更点は何ですか?

  • 投資信託保有残高に応じたポイント付与の変更と楽天銀行預金金利の変更です。

SBI証券での投信マイレージとは何ですか?

  • 投信マイレージは、SBI証券で投資信託を購入すると月間保有金額に応じてポイントが貯まるサービスです。

楽天証券からSBI証券への移管方法はどうですか?

  • 日本株の移管手続きはネット上で完結し、外国株や投資信託は郵送による依頼者のやり取りが必要です。

楽天経済圏とは何ですか?

  • 楽天経済圏とは、楽天ポイントを効率的に貯め、そのポイントで日々のサービスを受け、生活するスタイルのことです。

投資の目的を再確認するためのポイントは何ですか?

  • ポイントサービスに囚われず、資産形成や将来のための投資という本来の目的を見直すことが重要です。

By kazuya