こんにちは、皆さん。今日は、最近人気の積立NISAについてお話ししたいと思います。特に、積立NISAが20年後に暴落しても大丈夫な理由についてです。積立NISAを始めたいけど損したら怖い、最近の市場の騰落で不安になってきた、積立NISAが終わる時に暴落したらどうすれば良いのか、そんな声をよく聞きます。そこで、今日はその不安を解消するために、積立NISAで20年後に暴落しても大丈夫な理由を3つ紹介します。また、終わる時に暴落した場合の対処法についても解説します。

それでは早速、共に学んでいきましょう。今日もよろしくお願いします。

金融危機は避けられないと言われていますが、実際のところ、現在の積立NISAの制度だと最長で44年のお付き合いになります。こちらの図をご覧ください。積立NISAで投資するタイミングと非課税期間の終わる時期がまとめられています。例えば、2018年に投資した分は20年後の2037年まで非課税で運用できます。同様に2019年に投資した分は2038年まで非課税で運用できます。これを毎年繰り返し、最後は2042年に積み立てます。つまり、20年間の非課税期間が2018年から2042年まで25回与えられます。したがって、2018年から始めた人は最長で2061年まで非課税期間があります。結果、トータルで考えると44年のお付き合いになるのです。

現在の制度では44年ですが、今後制度が変わる可能性もあります。例えば、NISAの拡充が検討されています。これらが実現したら、積立NISAとのお付き合いは44年を超えるでしょう。期間が長くなる分、暴落に直面する確率も高くなります。しかし、そのような状況でも大丈夫な理由を3つ紹介します。

元本割れはほぼしない

有料な投資信託を買って20年間保有すると、元本割れの確率は大きく下がります。例えば、米国株に投資して一定の期間を保有した場合を見てみましょう。この場合、1年あたりのリターンがどうなったかを示したグラフがあります。ここでの米国株とは、米国株式に広く分散されたインデックスを指します。S&P500などが挙げられます。保有期間が長くなると、リターンの最低値はどんどん改善されます。特に15年以上の場合、最も悪かったケースでもリターンはプラスになりました。つまり、20年保有すると元本割れしたことがありませんでした。

もちろん、円建てで考えた場合でも同様です。円建てのS&P500を見てみましょう。円建てとドル建てを比べると微妙に動きが違いますが、長期的に見れば大きな傾向はありません。20年保有した場合の年平均リターンも、最も良かったケースではプラス10%、最も悪いケースでもプラス1.5%です。為替を考えても20年保有したら元本割れしませんでした。全世界株式インデックスの例も同様で、20年保有していたら元本割れしませんでした。

過去は未来を保証しませんが、実績は実績です。積立NISAで20年投資するなら、元本割れの確率は小さいと考えられるでしょう。20年後に暴落したらどうしようと不安になる必要はありません。

一度にすべては終わらない

積立NISAは20年の非課税期間を最大で25回使えます。2018年に投資した分は2037年まで非課税で運用できます。2019年に投資した分は2038年まで非課税で運用できます。このように、投資した年に応じて非課税期間が終わる時期がずれていきます。それぞれの非課税期間は2037年から25年かけて順番に終わっていきます。最後は2061年です。

したがって、20年後に暴落が起きても、そのタイミングで全ての非課税期間が終わるわけではありません。例えば、2037年に暴落が起きた場合、2018年に投資した分は非課税期間がちょうど終わります。このタイミングで売る場合、暴落の影響を受けるでしょう。しかし、2038年に株価が戻ったら、2019年の投資分は影響を受けません。

積立NISAは非課税期間の終わる時期が分散しています。その分、暴落の影響は小さくなるのです。実際のグラフで見ても、非課税期間が終わるタイミングで暴落している場合でも、他の年は関係ありません。例えば、16回目の非課税期間が終わるとき暴落していますが、21回目が終わる頃には株価も回復しています。

金融危機は続かない

非課税期間が終わる時期は分散していますが、次のように考える人もいるかもしれません。非課税期間が終了していくときに暴落が長期間続いたらダメじゃないだろうか。確かに終わる時期が分散していても、株価がずっと低迷していたら影響は免れません。

そこで、暴落はどれぐらい続くのか過去の歴史を振り返ってみましょう。過去の暴落をまとめた表があります。対象は米国株式で、株価が回復するまでの年数を見てください。最も長かった暴落は1929年の大恐慌で15年も続きました。それ以外の暴落では2年から6年で株価は回復しています。コロナショックは半年で回復しました。積立NISAの投資期間に比べると、案外短いと感じるのではないでしょうか。

実は株価の低迷はそれほど長くは続かないのです。ITバブル崩壊とリーマンショックを合わせると株価は13年ほど低迷しましたが、そういう時もあるという認識は持っておいた方がいいでしょう。ただ、株価の低迷はそれほど長くないと言えます。非課税期間が終了していく時期も十分に分散されています。積み立てる時期を分散させて高値掴みを減らしているのと同じです。売却する時期を分散させて安値で売るリスクを減らしているのです。

非課税期間が終わるときに暴落した場合の対処法

非課税期間が終わるときに暴落した場合、対処法は3つあります。売る、売らない、ぼちぼち売るの3つです。これは非課税期間が終わるときにプラスであってもマイナスであっても同じです。

まず、暴落しているタイミングで全てを売るのは最も避けたい方法です。株価が下がっている時に売るため、利益が小さくなります。元本割れしている場合には損をするでしょう。しかし、どうしてもお金が必要な場合はこの方法も選択に入るでしょう。

占いという選択肢は資産を長持ちさせる点で有効です。暴落時に売るよりも株価が戻ってから売った方が利益は大きくなるためです。非課税期間が終わるまでに売らなかった場合、購入した商品は課税口座へ自動的に移されます。課税口座に移った後も運用は継続できます。したがって、非課税期間が終わるタイミングで暴落しても株価が戻るまで売らずに待つ、そのような戦略も可能です。

ぼちぼち売るという作戦は、売ると売らないのバランスを取る方法です。少しずつ売りながら残りは運用を続けるということです。必要な時に必要な分だけを売って残りは運用を続ける、定期的に一定額を取り崩す、定期的に一定割合を取り崩すなどの方法があります。

まとめとして、積立NISAで20年後に暴落しても大丈夫な理由を3つ紹介しました。元本割れはほぼしない、一度に全ては終わらない、金融危機は続かない。この3つの理由です。積立NISAの非課税期間は一度に全てが終わるわけではありません。過去を振り返ると、株価が元に戻るまでの期間は長くて15年程度でした。積立NISAは安値で売るリスクが小さくなっているのです。

最後に、非課税期間が終わるときに暴落していた場合の対処法を3つ紹介しました。暴落している時に売るのはできれば避けたいところです。占いのは資産を長持ちさせる点では有効です。しかし、いつ使うかが重要です。ぼちぼち売るは売ると占いの中間です。必要なときに必要な分だけ売る、定期的に売るなどの選択肢があります。どれも一長一短があるため、好みと状況によって使い分けると良いですね。

関連する質問と回答

積立NISAは本当に安全ですか?

積立NISAは比較的安全な投資手段と言えますが、投資にはリスクが伴います。有料な投資信託を選び、長期保有することでリスクを分散できます。過去のデータからも、20年以上保有すれば元本割れの確率は非常に低いことがわかっています。

積立NISAと他の投資方法の違いは何ですか?

積立NISAは特定の条件下で非課税で運用できるのが最大の特徴です。他の投資方法では、利益が出ても課税されることがあります。また、積立NISAは長期投資を前提としており、少額からコツコツと投資を続けるのに適しています。

積立NISAを始めるタイミングはいつが良いですか?

積立NISAは長期投資を前提としているため、始めるタイミングはいつでも良いとされています。市場のタイミングを計るよりも、早めに始めて長期的に投資を続けることが重要です。

積立NISAのおすすめの投資信託は何ですか?

おすすめの投資信託は、広く分散投資ができるインデックスファンドです。例えば、S&P500や全世界株式インデックスなどが挙げられます。信託報酬が低く、長期的に安定した成績を残しているファンドを選ぶと良いでしょう。

積立NISAの非課税期間が終わった後、どうすれば良いですか?

非課税期間が終わった後は、投資信託は課税口座に移されます。その後も運用を続けることができます。暴落時には売らずに待つ、少しずつ売るなどの戦略を取ることが重要です。資産を取り崩すタイミングを計りながら、長期的な視点で運用を続けると良いでしょう。

以上、積立NISAに関する不安を解消し、投資を安心して続けるためのポイントをお伝えしました。この記事が皆さんの投資の参考になれば幸いです。

By kazuya